自分らしく過ごしてもいいですか?」こう聞かれたら、あなたは何と答えますか?
「だめです」と答えられる人は多くないように思います。
しかし現実には、自分らしく過ごせる場所がないと感じている人がたくさんいます。そういった中で、多様性という言葉だけがひとり歩きしているようにも見えます。
多様性とは、何を指しているのでしょうか?
多様性と共に語られる、好きなもの、暮らし、文化、言語、性、欲しいもの等は、
私たち一人ひとりの「自分らしさ」の事ではないでしょうか。複雑で難しそうに感じる「多様性」という言葉を「自分らしさ」という単純な言葉に置き換えてみると、ただ自分らしくいられる場所や役割を選べないことが課題だと思えるのです。
そして自分らしくいられない世界で、私たちが自分らしさに傷つき、生きづらいのは当たり前だと思うのです。
生きづらくて当たり前の世界って嫌じゃないですか?
だれもが自分らしくいられる場所や役割を選べることが私たちがめざす未来です。すべての人が自分らしく過ごせる世界にはきっと、たくさんの居場所や役割が必要です。そのために、私たちは、生きづらさを感じながらも、自分らしくいられる場所や役割を探したり作ったりしていきます。
一人ひとりが自分らしさと向き合い、自分のための居場所や役割を作り続けていくことが、
だれかの生きづらさの受け皿にもなっていきます。
あなたが、あなたの大切な人が、どんな時でも自分らしくいられる世界それが私たちが目指す未来です。